経営者の条件・・・強運であること
一ヶ月程前「良かったら、このCD聞いてみてよ」とCDをもらった。遠距離ドライブをする時にでも聞いてみようと思いながら、しばらく私の車中に眠っていた。昨日ふっと思いだし、聞いてみた。思わず引き込まれた。
それは、「強運の法則」を出版された西田文郎先生の出版記念講演の模様だった。もっと詳しく知りたいと思い、早速、アマゾンにその本を申し込んだ。ネットで見ると、どうやら私が知らないだけで(恥ずかしい!)有名な先生のようだ。
そういえば、先日読んだ「自分の会社を100年続く企業に変える法」という本の著者の会計士が自分のことを「強運会計士」とか何とか言っていたなと思い出した。その時は、「おめでたい会計士もいたものだ。」くらいにしか思っていなかったが、もう一度引っ張り出して読んでみると、どうやらこの西田先生の塾の卒業生ということが判明した。
西田先生は平成の吉田松陰とも言われ、業界のトップアスリートから経営者まで多くの人を指導している。最近では北京オリンピックの女子ソフトボールチームのメンタル指導を行い、見事金メダルに導いた陰の立役者だった。
氏は長年の研究で、大成功した経営者には共通点があることを解明した。それは「強運」ということだ。運は目に見えないものだが、自分の脳の持ち方で運を呼べることがわかった。氏はそのための三つの法則を教えてくれた。
① 運感力・・運を感じる力。運は自分に運があると思っている人間にしかついてこないそうだ。
② 喜感力・・他を喜ばせ(他喜力)、自らも喜びを感じる力。
③ 恩感力・・恩を感じ、感謝する力。
上記三つの力をつけるために、まず「10人の法則」を実行しなければならない。今までお世話になった人から10人を選びだし、直接会いに行くことだ。ただ、「感謝してる、ありがとう」と口先だけで話しているだけではダメで、行動にあらわすことで、脳が強化されるのだ。
真の経営者とは、生きているときに喜ばれ、死んでから惜しまれる人だ。生きているときには憎まれ、死んでから喜ばれたが、金は一杯儲けて残したでは、経営者として大失敗と言える。
しかも「最低、三代先まで成功させなければ真の成功者とはいえない。初代は将来の成功まで常に意識して経営に取組まなければならない。もし二代目が失敗するようなことになれば、組織が大きくなっている分失敗も大きく、二代目の痛手は大き過ぎるからだ。」
このことからも、早くから経営承継計画に取組むことは、将来、真の経営者と言われ続けることでも必須である。そして、最後は、お世話になった社会に恩返ししていくことが、成功者の姿である。経営者の皆さん応援しています。
2009年 3月27日 著 者 千葉和彦
(千葉会計事務所:千葉経営企画㈱:千葉和彦税理士事務所)
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