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2006年7月 4日 (火)

小さな会社の繁盛法・・・その1

 先日木越さんという方の講演を聞きに行きました。当日は午前10時からと言うことでしたので、10分くらい前に会場に入りました。受付しようとしたら、会場の中から大きな声が聞こえてきました。「開始時間を間違えたかな」と思い、受付に聞くと「気にしないでください。あれは前座です。」と言う答え。ホットして会場に入りました。いよいよ開演の10時になりました。しかし、その前座の方(その方が木越さんでした。)が続けて話し出しました。後で木越さんが言うには「私の講演を聞きに会場に早く来てくれた方に少し得をしてもらいたいと思い、本番の前に少しお話をするのですよ。」とのこと。そして氏が言うには、「会社に早く来ている人と遅くまでいる人とどちらが会社に貢献していますか?早く来ている人の方ではないですか?ならば残業手当があるなら早朝手当てがあっても不思議ありませんよね。しかし、そのような会社はありませんよね。」と。そういえば、私の会社でも早く来て、家の事情で早く帰る人がいたなと思い出し、あらためて感謝しました。講演が終わり、最後に氏と名刺交換しました。その名刺に又驚きです。木越さん御本人の似顔絵が書いてあり(ここまでは良く見かけます。)何と、その似顔絵が名刺から立ち上がるようにできているのです。感心すると同時に、思わず吹き出してしまいました。相手が吹き出せばもう木越さんのペースです。今回、氏は、「臆病者の経営学」(PHP出版)という本を出版されました。名刺交換のときに、「送料サービスですので、ご自分の名刺の上に、欲しい冊数を書いてくださいね。」と言われました。私は木越さんの講演に感動し、思わず10冊と書いてしまいました。氏はちょっと驚いたようでしたが、私としては、是非読んで欲しい方の顔が何人か思い浮かんだからです。
 木越さんが言うには、自分の著作を会場で販売すると、売れ残った分の整理など主催者に迷惑をかけるし、受講者も重い本を持って帰るのは大変と考えたそうです。ちょっとしたアイデアですが、なかなか思いつきませんね。感動です。氏が「皆さん、名刺一枚つくるのにここまで考えてつくられていたでしょうか?」と問うと、五百人、千人の会場が水を打ったように静かになるそうです。氏は言います。「名刺は会社の顔、商品の顔、あなたの顔なのです。ぜひお客様がもらって得する、ためになる、楽しい名刺を作ってください。できたら、あなたの似顔絵か、商品イメージに合ったキャラクター名刺をお勧めします。ディズニーランドはミッキー、愛知万博もモリゾーとキッコロというキャラクターが人気でした。サンリオのキティをつけただけで飛ぶように売れるのですから、キャラクターを大手だけの専売特許にする手はありません。私どものような小企業、小さなお店でも、独自のキャラクターを作り、お客様に強く印象づけ、売り上げましょう。たかが名刺、されど名刺なのです。」我々が何気なく使っている名刺一つとっても氏のような気づきと気配りが大事なのです。またまた感動です。しかし、私の名刺はまだ前のままです。氏の「いくら講演を聞いても、勉強しても、変化しなかったら学んだ証にはならないのです。」という言葉が身にしみます。できることから実行しよう思います。

(千葉会計事務所:千葉経営企画㈱)
URL:http://homepage1.nifty.com/chiba-kaikei/index.html

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