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2005年4月21日 (木)

大道芸人のお金

 Aさん曰く、「本当にきれいなお金は大道芸人の稼いだお金だ。」と。何故なら、そのお金は、人の感動に応じていただいた報酬だからだそうだ。たしかに、大道芸人の芸には入場料はない。あるのは、偶然それを見た人が、100円なり500円なりを芸人の前に置かれた箱のようなものに入れてあげるだけである。つまらないと思った人は払わなくてもいい。

そんな事が、大道芸のほかにあるだろうか?試用期間があり、返品のきく商品はある。しかし、それとてニュアンスは大きく違う。大道芸には返品もないからだ。そこで、いつも考えるのは、一人でも多くの観衆を感動させられる芸を持った芸人のような会杜にすることだ。そうなれば、増収増益は後からついてくるのだ。

 我々の住む日本は素晴らしい。何をしても食べていける。地球上で数少ない「生存の恐怖」のない国である。そんな日本に我々は何の努力もせずに生まれてきた。それなのに、いつも不満を言っている人もいる。自分の置かれた空間を認識していない人である。

 有名な「地球を100人の地球村とした場合」によると・・もし冷蔵庫に食料があり、着る服があり、頭の上に屋根があり、寝る場所があり、銀行に預金があり、お財布にお金があり、家のどこかに小銭が入った入れ物があるなら…あなたはこの世界の中でもっとも裕福な上位8%のうちのひとりだそうです。ほとんどの日本人がたまたま日本という国に生まれただけで、この中に入る。国際労働機関の発表によると、世界の労働人口の約半数
は一日2ドル以下で生活しているそうだ。それだけでも、日本に生まれた我々は運命に、先祖に感謝すぺきである。そLて恵まれた日本人は100円ショップで買い物をし、その同じ人がブランド店で高価な商品を購入する。それはいったい何故か?そこが理解できないと、売り上げアップは難しい。

 すなわち、日本のように文明のスタンダードを極めた消費者の消費は、個人的、趣味的であり、自己の存在を確認できるもの、自己の可能性に期待を持たせてくれるもの、人はどうあれ自分が満足できるもの、感動できるもの、人と喜び合えるもの、癒されるもの、人と何らかの形で繋がっていけるものに、借しみなく行われる。

 そこが重要なのだ。企業の存在理由は、社会に価値を提供し続け、社会のお役に立ち、喜んでいただくことだ。それが、「感動」を呼び、増収につながり、企業を存続させていく。

小手先ではなく、本当にお役に立つにはどうしたらよいかを考え、そしてお客様に心から喜んでいただくにはどうすべきかを真剣に考えていくことが、今後の会社経営ではますます要求されるし、それなしでは、顧客という支持者はドンドン離れていく。答えはすぐに見つからないかもしれない。決して諦めず、様々な視点から自分の会社に当てはまることがないか考え続けよう。何故なら、考え続けるのを止めた瞬間、幸運の女神は去ってしまうから…。

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