たべもの

2013年6月25日 (火)

難聴にご用心-聞こえ方が変だと思ったらすぐに病院へ

 近年難聴の人が増えているようです。その原因は加齢によるものとヘッドホン難聴やある時突然起こる突発性難聴などです。

1.突発性難聴が8年間で1.5倍に増加

突発性難聴はほとんどの場合、何の予兆もなく突然片方の耳が聴こえにくくなります。年齢に関係なくみられ、患者数が増えていることから注目されています。はっきりとした原因はわかっていませんが、患者の多くが発症前に疲労やストレスを感じていたという共通点があるようです。

2.必ず2週間以内に受診を!

突発性難聴になったら、その治療を一般的に発症から約2週間以内にしなくてはならないと言われており、1か月を過ぎると治る見込みが大幅に減るといいます。「聞こえ方がおかしい」と違和感を覚えたら、とにかく急いで耳鼻科で診察を受けましょう。

3.難聴の多くは自覚のないまま進行

携帯型音楽プレーヤーの普及でヘッドホン難聴(音響外傷)が増え加齢による難聴の自覚年齢も若くなっています。難聴の多くは自覚のないまま進行します。気づいた時には回復困難ということになりかねません。

4.聞こえ方をチェック

□テレビの音が大きすぎるよとよく言われる。
□話し声が大きいと言われることがある。
□会話をしている時に聞き返すことがよくある。
□声は聞こえるけれど何を言っているのか分かりづらいことがある。
□複数の人との集まりだと特に聞きづらい。
□呼びかけられても気づかないことがある。
※思い当たることがあれば、専門医による聞こえの測定を受けることをお勧めします。

5.普段から耳をいたわろう

聴力は20歳をピークに衰えはじめ、一般的に50歳を過ぎると急激に低下します。
聴力を維持するためにも、普段から耳をいたわる行動を心がけましょう。

1)ヘッドホンなどを使用する時の目安
音量…静かな室内でヘッドホンをしたまま会話ができる程度。
時間…1時間聞いたら休憩をとる。

2)ストレスをためず
十分な休息・睡眠をとる。

3)末梢神経の代謝を促す
ビタミンB群を積極的にとる。
(レバー・貝類・サンマ・大豆など)

4)鼻を強くかまない
片方ずつやさしくかむ。

モスキート音で耳年齢チェック
歳をとる毎に聞こえなくなる“モスキート音”を使って簡易に耳年齢をチェックできるサイトやアプリもあります。

 

 

2012年6月15日 (金)

「歯周病」がワイルドだぜェ~

 歯周病は歯周組織に発生する疾患(歯肉炎や歯周炎など)の総称です。日本の成人の8割がかかっているといわれています。

■歯周ポケットが歯周病菌の住みかに!
 多くの歯周病は歯垢(プラーク)の中の歯周病菌が原因です。この歯垢が歯周ポケット(歯と歯肉の間の溝)に入り込んでいき、歯肉などに炎症を引き起こします。

-歯周病の進行と症状-
①歯肉炎(ポケット2~3ミリ)歯茎がむずがゆい、腫れる。
②軽度歯周炎(ポケット3~5ミリ)食べ物がよく挟まる。歯みがきで血がでる。
③中等度歯周炎(ポケット4~7ミリ)歯茎から自然に血や膿が出る。
④重度歯周炎(ポケット6ミリ以上)歯の隙間が広がりグラグラする。
⑤歯が抜ける!

■歯を失うだけでなく、全身疾患を招く!?
 歯周病が怖いのは、歯を失うことだけではありません。歯周病菌が歯肉などの血管から侵入して全身を巡り、脳卒中、心筋梗塞、糖尿病、肺炎など全身疾患を招く恐れがあります。歯周病にかかっている人は、心筋梗塞などの心臓の病気が普通の人の1.5倍、脳卒中が約3倍というデータもあります。

■歯周病度をチエックしよう
 歯周病は自覚症状がほとんどないため、気づかないうちに悪化しやすいようです。
次の項目をチエックしてみましょう。

-歯周病チェック-
□ 朝起きた時に、口の中がネバネバする
□ 歯磨きのときに出血する
□ 硬いものがかみにくい
□ 口臭が気になる
□ 歯肉がときどき腫れる
□ 歯肉が下がって歯と歯の間に隙間ができた
□ 歯がグラグラする

※2つ以上あてはまると歯周病の可能性あり

■プロケア&セルフケアで歯周病予防
 歯周病予防には歯科医院での定期健診が不可欠です。自分では取りきれない歯垢・歯石の除去と共に、歯周ポケットの深さなどの測定で自分の口の状態を知り、歯間ブラシの使用など口内ケアの指導を受けましょう。
 

 また、毎日の歯磨きは①鏡で確認しながら ②みがきにくい所から ③毛先をきちんとあてて ④軽い力で ⑤小刻みにみがく ことがポイントです。

 

 

夏バテ予防にお酢パワー

 暑くなると売れるものといえばビールやかき氷ですが、夏バテや食中毒予防に効果がある"酢" も夏場が需要のピークです。

■お酢パワーはクエン酸にあり!

 お酢の主成分である有機酸のほとんどが、体内゛クエン酸に変化します。クエン酸は夏バテ防止や疲労を解消する成分として有名です。さっぱりしたものが欲しくなる夏は、無意識のうちに体が酢のパワーを求めているのかもしれません。

■夏バテ防止だけじやない!クエン酸効果

①疲労の原因となる乳酸の蓄積を防ぎ、疲れにくい身体をつくる

②カルシウムを効率よく吸収させる

③代謝を高め脂肪を効率よく燃焼させる

④腸の動きを良くして、便通を正常化する

⑤唾液の分泌を促し、消化・吸収を助ける

⑥ビタミンCの破壊を防ぐ                  など

■お酢の抗菌作用で食中毒予防

 夏場は食品が傷みやすい季節。酢には細菌の増殖を抑え、食べ物の腐敗を防ぐ効果があります。酢の抗菌作用は料理の味に影響しない程度の少量でも効果があり、炊飯ならお米2合に大さじ1、ハンバークなら挽肉150gに小さじ1加えるだけで十分傷みにくくなるようです。

 名古屋大学などの研究によると、酢酸濃度が0.1%で食中毒を引き起こすサルモネラ菌や大腸菌の繁殖を抑制できるといいます。

■お酢を上手に取り込もう

 米酢に比べてマイルドな黒酢は、アミノ酸やミネラルも豊富で健康飲料として人気です。

黒酢バーなども定着してきましたが、家庭でも少しの工夫で自分好みのおいしい飲み方が

見つかるかもしれません。

 なお、酢が苦手な人は飲用は避けた方が無難。米酢のように煮物など熱を通す料理に利用すれば、酸味が和らぎ食べやすくなります。

■空腹時に飲むのは危険!

 いくら体に良くても酢は刺激物にあたるため、好きな人もとり過ぎには注意(一日30ccを上限に) また、原液のままや空腹時の飲用は、胃の粘膜を傷めることがあるので避けましょう。

 

 

 

 

ちば会計

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