所得控除と税額控除の違い
所得税には「所得控除」と「税額控除」があります。どちらも税金が少なくなるのですが、計算が異なります。
「所得控除」は、課税所得を計算するにあたって、一定の条件のもと、所得金額(収入-必要経費)から差し引くものです。
配偶者控除、扶養控除、生命保険料控除、雑損控除などがあります。効果としては、収入から差し引く必要経費に似ていますので、所得控除が大きいほど課税所得が少なくなり、税金も少なくなります。
「税額控除」は、一定の条件のもと、税額(課税所得×税率)から一定の金額を差し引くもので、税額控除の分だけ税金が少なくなります。配当控除や住宅ローン控除などがあります。
「事務所通信 平成23年11月号」
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