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2010年10月29日 (金)

連帯保証と相続

  連帯保証人の方が亡くなった場合についてお話しましょう。

例えば、債務者Aさんが借入し、Bさんが連帯保証したとします。その後、Aさんが自己破産をしたため、その債務をBさんが払っていました。

この状態で、Bさんが亡くなったときは、遺族は、その債務を引き継ぐので、相続財産からその債務を控除することが出来ます。

しかし、通常通り、Aさんが支払いを続けている等、実際に連帯保証人に支払い義務が発生せず、「連帯保証人」という立場のまま、Bさんが亡くなった場合、その「連帯保証人」という立場を、遺族は法定相続分により相続する必要があり(保証割合の変更には債権者の同意が必要)、更に相続財産から、その保証額を控除することも出来ないのです。

つまり、遺族は、税務的な恩恵は全くないばかりか、連帯保証人としてのリスクだけを負います。

もちろん、相続放棄等も可能ですが、事業承継等の場合、事業を引き継がない遺族の方にとっては、大変、大きな問題になり得ます。

連帯保証人になるということは、それだけ大きな目に見えないリスクを遺族に残すということです。

1千万円の資産を残すのは難しいですが、1千万円の連帯保証人になるのは容易です。その容易さの裏には大きな罠があるのです。

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