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2010年5月31日 (月)

2010年5月31日 (月)

銀行の自己査定とは

 各銀行の決算発表がありましたが、皆様、自己査定、債務者区分、債権分類、引当金、自己資本比率という言葉は聞いたことはありますでしょうか?

「自己査定」つまり「銀行の資産査定」のことですが、「銀行の資産=貸出金」つまり「皆様の借入金の査定」です。これが第一回目(マメ知識)で出てきた「信用リスク」の基になります。

 銀行では金融検査マニュアルを基に、まず、ある一定以上の貸出金(EX:5000万以上)がある融資先に対して自己査定をします。(実際は5000万未満も簡易的に実施)自己査定では、決算書を表面上だけで判断したりせず、数年間の科目明細を遡って不良資産を探したり、実際と違えば、長期借入から短期借入に振り替えたり、減価償却に過不足がないか、個人借入金や役員報酬の調整、特異事項の勘案・・等、かなり深く、かつ多方面から決算書を検討します。

その状態の決算書で、今度は正常な運転資金の判定、長期借入金の返済能力、担保等の保全状況等を勘案し、貸出先の査定(=債務者区分の判定)、貸出金の査定(=債権分類)を実施しているのです。

特に、2期連続の赤字、債務超過、繰越欠損金等がある会社は、特に厳しい判定を覚悟してください。

 銀行では、この様にして、「貸出金の査定(債権分類等)」をし、その結果を元に引当金を計上します。金融庁の検査で十分律せられていますが、逆に言えば、銀行の状況で「貸出金の査定」を厳しくも優しくも出来るのです。

 自己査定上も、普段からの銀行との「コミュニケーション」が重要です。特に、銀行担当者とは些細なことでも結構ですので、常に「コミュニケーション」をとり、自社を知ってもらいましょう。

以前、「プロパー融資に絶対はない」とお話したと思いますが、この「コミュニケーション」が貴社を救う時が来るかもしれません。

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ちば会計

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