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2012年1月 5日 (木)

◆◆明るい未来へ(震災と自社株評価)◆◆VOL.12

― 震災と自社株評価 ―

 このFPRでも、年に一度は“自社株評価“で自社分析と事業承継対策を、と推奨しておりますが、今年、皆様は自社株評価をされましたでしょうか?自社株評価は、自社分析を実態(時価)で査定出来ることはもちろん、その株価を知ることにより、事業承継対策、相続税対策等にもなりますので、ぜひ、当社までご相談ください。

さて、今年の11月、国税庁より「調整率」の発表がありました。この「調整率」というのは、簡単に言いますと、今回の震災により、被災地においては、土地の価値が下落したため、 その下落分、税務上の評価も低く評価して良いです、というものです。

 24年分は路線価自体を下げるのか、再度調整率を採用するのかは不明ですが、言えることは、被災地の多くの箇所では、税務上の土地の評価が下がることは間違いなさそうです。

 この税務上の土地価格の下落は、前述しました“自社株評価”にも大きな影響がございます。特に、B/Sに占める土地の割合が多い法人の方は自社株評価が1/2、1/3となる場合も考えられます。もし、そうであれば、毎年贈与を計画的に実施している会社の方はもちろんですが、今まで、自社株の贈与をしていなかった方にとっては、一気に大きく株式の移動ができるチャンス(機会)となりますので、ぜひ、自社分析も兼ねて、“自社株評価”をご検討ください。

― 2011年から2012年へ ―

 2011年はまさに激動の一年となりました。あの大震災から、大きく地域経済も変化し、とりわけ、47都道府県別では、宮城県が8月以降、4ヶ月連続で1位の景気動向との発表もありました。実際に、私の実感と致しましても、個人消費を中心に好調な企業も多く見られます。

 しかし、一方では、阪神淡路大震災の4倍のペースで倒産しているという事実もあります。この4倍のペースにも驚きますが、これは金融円滑化法の下、銀行でも、返済猶予をしていての数値です。金融円滑化法も25年3月まで再延長される見通しですが、実際には阪神淡路大震災の4倍という数値ではなく、「隠れた倒産企業」が、想像を絶するくらいあることが予測されるのです。

 もし、「資金繰りが大変で返済猶予をしている」⇒「しかし、今は復興需要でまずまずの業績」⇒「だから、それなりに経営出来ている」という経営者の方がおりましたら、今こそ、一番重要な時期だと考えます。この景気は「幻」(まぼろし)です。

何度もお話しておりますが、それは阪神淡路大震災で立証されているのです。ここで、「今」しか見ない、見えない経営者の方、「将来」までを見据える経営者の方では、大きく結果は違ってくるものだと考えます。当社所長は、将軍の日(5ヶ年計画立案実践教室)で毎回、「経営者の方は、5年後、10年後を見据えて」というお話をさせて頂いておりますが、今、まさにそれが最重要課題の時と考えます。

 銀行でも、返済猶予後は、実抜計画(実現可能性の高い抜本的な経営再建計画の略)の進捗チェックに力を入れております。計画を作成するだけで、銀行を誤魔化せる時代はもう終わりました。

確かに、銀行は、金融円滑化法が施行されている間は、返済猶予にはほとんど応じてくれるでしょう、しかし、その後の経営が実抜計画と大きく乖離(悪い方に)していれば、銀行だって黙ってはいません。しかも、県内の地銀は2行とも公的資金を注入しており、銀行自身も体力が弱まっているのが現実なのです。

 つまり、2012年は企業経営者にとって、大きな「岐路」となることは間違いありません。特に、前述したような経営者の方、「幻」を見て満足している経営者の方にとっては、企業の「存続」にも影響が出る2012年になるものだと考えます。決して、マイナスだけではありません。

今のこの状況を、将来のプラスに変える。これこそが、経営者の皆様の「腕の見せ所」だと考えます。また、私達、会計事務所は、そのお手伝い、サポートをすることが使命だと考えております。あの大震災を乗り越え、明るい未来への始まりの年、2012年も皆様の期待に応えられる様、事務所一丸となって応援致します。本年も宜しくお願い致します。

 

 

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