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2011年7月 1日 (金)

◆◆震災と個人保険(損害保険・生命保険)◆◆VOL. 6 

― 震災と損害保険(個人) ―

 先日、あることを耳にしました。県民共済は今回の地震で、半壊以上の建物に収容されている家財に対し、保険金額の5%の見舞金を適用しているとのこと。この様な処置は、他の共済も同様の処置をしているらしいので、共済に加入の方はまず電話で確認することをお勧め致します。

共済でも、この様な処置をしている一方、某大手ハウスメーカー絡みの入居者保険では、入居時の保険申込に際し、「地震保険に加入しません」という文言に押印させる等、基本的に地震保険には加入できない保険に加入させており、今回の震災による津波で、全ての家財が無くなった場合でも、保険の対象とならない保険もあります。

基本的に家財保険を重複して加入することはできないため、極端な話、家財を捨てるつもりで入居する必要すらあるのです。この様な保険もあるので、契約時には十分確認する必要があります。

 また、日本損害保険協会によりますと、6/21現在、今回の震災での地震保険金の支払額が1兆円を超えたとのことでした。阪神淡路大震災では783億円ですから、既に13倍近い金額が支払いされている様ですので、家財保険、地震保険等へ加入している方は、一度、担当代理店まで確認することをお勧め致します。

また、今でも、一部保険を除き、新たに地震保険に加入することも可能な場合もありますので、重ねてご検討ください。

― 震災と生命保険(個人) ―

 次に、生命保険ですが、本来、この様な大規模な災害に関しては約款等で、支払いしない旨が定められておりますが、今回の震災ではこれを適用せず、各保険会社は死亡保険金を支払っております。

 昔は、生命保険の募集の際、縁故で勧誘することが主流でしたが、今では「必要保障額」や「ライフプラン」等の言葉を使い、「勧誘」から「コンサルティング」へ変わってきているのは、皆様も御承知の通りです。

 保険は「一生」の買い物です。保険を上手に加入するポイントは、「必要な保障額を堅持し、無駄な保険をかけない」という事です。仮に「自分は掛け捨ての保険は嫌いだ、必要保障額を下回っても、こっちの掛け捨てでない保険が良い!」という人がいたら、それは間違いなく「間違い」です。保険の貯蓄性を全否定することはありませんが、保険の主目的を蔑ろにして、貯蓄性を求めるのは、残念ですが「間違い」と言うほかありません。

 先程、保険は「一生」の買い物です、と言いました。つまり、生命保険は長期間の取引となります。貯蓄を銀行や証券会社でした人と、生命保険(会社)でした人、仮に20年後、皆様の貯蓄先が倒産しました(倒産しそうです)となった場合、どちらの人が痛い目に合うかは、皆様はおわかりでしょうか?

 最近はあまり聞かなくなりましたが「セーフティネット」という言葉を聞いたことがあると思いますが、セーフティネット以前の問題です。仮に20年後、銀行や証券会社が「倒産しそう」な場合は、預金や株、投資信託等は他の銀行や証券会社に移すことは容易です。

しかし、生命保険はどうでしょうか・・・?20年後、私は60才です、到底、別の保険会社に加入できる身体ではないでしょう、仮に加入出来ても、保険料は2~4倍位になります。つまり、銀行や証券会社とは違い、生命保険会社を変えるのは大変困難なのです。だから「必要な保障額を堅持し、無駄な保険をかけない」という事が重要なのです。

 ちなみに、保険会社が「倒産した」場合ですが、生命保険契約者保護機構でもこの様に述べております。「養老保険、終身保険、個人年金保険等、貯蓄性の高い保険の場合、将来の保険金等の支払に備えた責任準備金の積立額が比較的大きいため、責任準備金等の削減や、責任準備金の積立利率に相当する予定利率の引下げの影響が大きく、一般に保険金額の減少幅も大きくなる傾向があります」と・・・。

 守るべき人のため、必要保障額を想定し、適切な保険にさえ加入をしていれば、今回の様な想定外の震災で、仮に、万が一の事があったとしても、それは必ず「想定内」なのです。

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