「人間がなぜ泣くか分かった・・・」 ターミネーター2
ターミネーター2。この映画を知らない人はこの世にいないのではないだろうか?ヒット作の続編は駄作になるというジンクスを打ち破った、アーノルド・シュワルツェネッガーの代表作である。
前作はターミネーターと人間の戦いであったが、今作では旧型のターミネーターと新型のターミネーターの戦いを描いたものになっている。ちなみにシュワの演じる味方のターミネーターはT-800。敵の新型ターミネーターはT-1000という。知らなかった方はぜひともこの機会に覚えておいてほしい。
さて、この映画は1分1秒たりとも見逃せない全場面がおすすめの映画ではあるのだが、あえてその中で最もおすすめの場面を挙げるとすれば、辛くもT-1000を倒したターミネーターが、ジョンとサラにこの時代には残れないから自分を溶鉱炉に沈めて破壊してほしいと頼んだ際のやりとりである。ジョンはターミネーターのことを父親のように想っており、これからも一緒にいてくれとターミネーターが自身を破壊しようとするのを止めようとする。最後にはターミネーターはジョンの命令に従うようにプログラムされているので命令という形で泣きながら止めるのだが、その時にシュワ演じるターミネーターが言った言葉が
「人間がなぜ泣くか分かった・・・。機械の俺には涙を流すことはできないが・・・」
である。
このシーンを見て涙した人が何億人いるのか私には計り兼ねない。そのくらいの感動の要素がこのシーンにはある。
もしもこの映画を見たことがなければただちに見ることを強くお勧めする。そして感動、興奮を味わってほしい。私が紹介したシーンで感動しないなんてことはないはずである。人間だもの・・・
YU.O