絶対にゆるまないネジ―小さな会社が「世界一」になる方法
『絶対にゆるまないネジ―小さな会社が「世界一」になる方法』
若林克彦 著
1,365円
この本はハードロック工業の社長の・若林克彦氏の書いた本です。
今話題の東京スカイツリーにも使用されている、特殊なネジ(ボルト)はこのハードロック工業で生み出されたものです。
この他にも新幹線や橋など、”絶対にゆるんではいけない”ものに多く使われています。
氏はこの会社を立ち上げる前の会社でこのネジを作っているとき、「絶対にゆるまないと謳っていながら、ゆるんだ」というクレームが入りました。
他得意先からの評判は良く、このクレームは業績にも大きな影響はないだろうと幹部は判断したようで、放っておくような雰囲気があったようですが、氏はこの一つのクレームを許さず、そして絶対にゆるまないネジへの研究を続けました。
その結果、ひらめきが生まれ、現在は世界中から注目される大きなヒット商品を生み出したのです。
それでも今のネジは完全ではない、と飽くなき研究を続けているようです。
「この世のあらゆるものは”不完全”で、どんなものでも改良の余地はある」と氏は強く言っています。
この本から学んだことは、クレームは商品やサービスを改善する、絶好のヒント・キッカケだということ。
お客様の満足のために、サービスの改善を追求し続ける姿勢が重要なのだと思います。
(Y.O)