『借りる技術返す技術』
『借りる技術返す技術 小堺 桂悦郎 著(フォレスト出版)¥1575
経営者が一番気にしている資金繰りを基礎の基礎から銀行対策まで易しく解説している本です。今迄なんとなくわかったつもりになっていた黒字倒産の謎や資金繰りという頭の中のもやもやがこの本を読んでスッキリとしました。
巷でよく耳にする「資金が足りなくなるのは当たり前」や「お金を借りてくる(資金を調達してくる)のは社員ではなく社長の仕事」、「会社の経営は、銀行対策が要」という事を改めて実感できます。
自社が銀行でどのうように評価(査定)されているのか、借入金の利息の仕組み、銀行が聞きたい(知りたい)事~社長が自分で銀行に説明しなければならないという事実~、銀行員に貸す気にさせる超簡単資料セットやリスケ等、銀行との付き合い方のポイントが惜しみなく紹介されています。
この本を何度も読み返して中小企業の資金繰りの生命線とも言える銀行との付き合いを少しでも上手にできるようになりたいと思わせる一冊です。
”銀行員が聞きたい(知りたい)のは「どうして去年と比べて売上げが増えた(減った)のか」、「なぜ利益は増えた(減った)のか」、「今後どうしていくのか」など経営者の口から聞きたいのです”という一節が銀行との付き合い方の急所だと思いました。
経営者のみなさん、自分の会社の事を自分の口で言えるようになりましょう!!
(TK)
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