マイナカードとe-Tax用いて 確定申告がさらに便利になる!
国税庁は、2023年分の確定申告はマイナカードとe-Taxでさらに便利になるとPRしている。
同庁ホームページの「確定申告書等作成コーナー」では、画面の案内に沿って金額等を入力するだけで、所得税、消費税及び贈与税の申告書や青色申告決算書・収支内訳書等の作成・e-Taxによる送信ができる。
2023年分確定申告から確定申告書等作成コーナーで新しいサービスを開始予定だ(2024年1月上旬)。
まず、マイナポータル連携による申告書の自動入力対象が拡大される。
マイナポータル連携とは、所得税確定申告の手続きにおいて、マイナポータル経由で、控除証明書等のデータを一括取得し、各種申告書の該当項目へ自動入力する機能だ。
2023年分確定申告(2024年1月以降)からは、従来の医療費やふるさと納税、住宅ローン控除関係などに加えて、給与所得の源泉徴収票・国民年金基金掛金・iDeCo・小規模企業共済掛金が対象となる。
次に、インボイス発行事業者の消費税の申告書も対応する。
消費税納税額を売上税額の2割に軽減するいわゆる「2割特例」の申告書も作成することができるようになる。
簡易課税制度や「2割特例」の申告書を作成する場合、売上(収入)金額等の入力だけで税額等が自動計算される。
「2割特例」は、インボイス制度を機に免税事業者からインボイス発行事業者として課税事業者になる事業者が対象となる。