AIが自動回答、チャットボット 10月から年末調整の相談を開始
チャットボット(税務職員ふたば)は、個人の質問に対し、AI(人工知能)が自動回答するもの。
国税庁はこのほど、そのチャットボットの年末調整に関する相談の対応が始まったと発表した。
同庁は、個人の国税に関する相談は、チャットボットを気軽に利用するよう呼びかけている。
チャットボットは、質問したいことをメニューから選択するか、自由に文字入力すればAIが自動回答する。
土日、夜間でも、24時間利用できる。
チャットボットは、年末調整に関する相談(2023年分)、所得税の確定申告に関する相談(2022年分)、消費税の確定申告に関する相談(2022年分)、インボイス制度に関する相談、に対応している。
今回開始された年末調整の相談では、従業員が年末調整の各種申告書を作成する際に問合せが多い事項に対応している。
例えば、年末調整の各種申告書の内容、書き方、添付する書類に関することがある。
さらに、年末調整で適用される控除に関することや、2023年分の税制改正に関すること、マイナポータル連携などによる年末調整の手続きの電子化に関する質問、転職をした場合や育児休業を取得した場合など、その人の状況に応じて行う年末調整の手続きに関すること、年末調整のながれ(年税額の計算)や過不足額の精算に関する質問、などに対応しており、税務署の相談室に電話等で相談しなくても、手軽に回答が得られる。
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