AIによる「ハッシュタグ推薦」で閲覧数が増大? SNSマーケティングに最新技術が欠かせない時代へ
SNSマーケティングが重要視されるようになって久しい。SNSを活用するメリットは、ターゲットに対してダイレクトに情報を届けられる点。一方で、情報拡散やリアクションが迅速であるがゆえ、運用の負担が大きいのも事実だ。
さらに、最近は「ハッシュタグ検索」で情報収集する傾向も現れており、マーケティング効果をより高めるには適切なワードを選択することが必要。つまり、片手間の運用では太刀打ちできない状況を迎えているといえよう。
そんな状況を踏まえ、AIによる「ハッシュタグ推薦技術」を共同開発してきたのが東京大学大学院情報理工学系研究科の山崎俊彦准教授の研究室と、ソーシャルメディアマーケティング事業を展開するサイバー・バズ社だ。
人気ユーザーのハッシュタグ利用傾向をAIに学習させる計算方法を2017年から研究。投稿後10日目で一般的なタグ生成AIを用いた場合に比べ2.8倍の閲覧数を獲得できたという。
この技術は、ターゲットに対して有効にリーチできるワードを自動で推薦してくれるので人的リソースに乏しい小規模事業者にとって有用。ただ、こうした「検索方法」のトレンドは時々刻々と変わるため、持続的に活用できる手法とは言い切れない。
しかし、確かなのはユーザーの感情を揺り動かすのに、こうした最新のテクノロジーが有用になってきているということだ。
次に出現するトレンドに即対応するためにも、テクノロジーを上手に活用するマインドを培っておくべきだということを、「ハッシュタグ推薦技術」は教えてくれている。
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