「お金を出す価値がある」との調査結果も! VR(仮想現実)の市場規模と可能性とは?
昨年10月、Googleが「Daydream View」、ソニーが「PlayStation VR」を発売し、急速に拡大しつつあるVR(バーチャルリアリティ、仮想現実)市場。ゲームなどエンタメ分野だけでなく、建築や教育、医療など多分野に展開することが予想されている。
マーケティング分野でもその訴求力の高さが注目されており、アメリカの小売業界ではブランディングや購買促進施策に利用されている例が多い。
ゴールドマン・サックスの調査によれば、AR/VR市場は、2025年には950億ドルまで拡大し、PCやスマートフォンに次ぐ第3のプラットフォームになると予想される(ARはオーグメンティッド・リアリティ、拡張現実のこと)。1ドル110円として、10兆4500億円。
これは、2016年の医薬品やコンビニエンスストア市場とほぼ同等の規模である。では、現時点でのVRの認知度はどの程度か。興味深いのが、若年層に対するVRとARの調査結果。VR体験者の約半数が、お金を払って体験しているという。
逆に、ARは位置情報ゲーム「ポケモンGO」などで体験している人が多く、無課金で使用できるとの認識が大半を占めている。この結果から、VRによって得られる体験の価値の高さがわかる。
事例が少ないだけに、先手を打つことでより効果が得られることも期待できるVR。早期に効果や可能性を検証しておくことが重要ではないだろうか。
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