よしもとクリエイティブ・エージェンシー インフルエンサーマーケティング事業を開始
今やSNSを活用してマーケティングを行うのが当たり前の時代だ。アカウントさえ取得すれば、一個人がどんな有名企業や有名人ともコミュニケーションを図ることができる。
その特徴を生かすことで従来は困難だったターゲットの絞り込みが可能となるため、SNSマーケティングは急速に発展してきた。
そこに目をつけたのが、吉本興業傘下のよしもとクリエイティブ・エージェンシー。所属タレント約6,000人を活用したインフルエンサーマーケティング事業を開始すると発表した。
同社のタレントは、SNS界で絶大な影響力を持つ。写真・動画共有アプリInstagramで日本一のフォロワー数を誇る渡辺直美を筆頭に、SNSフォロワー総数はInstagramで1,600万人以上、Twitterでは4,000万人以上にものぼる。
他に代えがたいこのリソースをマネタイズさせようとする今回の取り組みは、ビジネスの観点から言えば王道。しかし、SNSマーケティングのあり方そのものを変えてしまう可能性もある。
たとえ「#PR」といったハッシュタグを入れたとしても、広告だと認知されない恐れがあるからだ。消費者を欺くような事態が起これば、かつての「ステマ騒動」でブログが下火になったように、一気にSNSブームが終焉することもあり得る。
そうなれば、新たなマーケティングツールを探さなくてはならないわけで、よしもとが今後どのように動くのか、注視しておく必要があるだろう。
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