大手銀 こぞって個性的な店舗づくり進める コンセプトは“フィンテック”“体験型”
大手銀行がこぞって「個性的な組織・店舗づくり」の取組みを始めた。例えば介護離職防止。家族の介護を理由に仕事を辞める介護離職を防ごうと、介護休業期間を延ばすなど、仕事と介護の両立支援制度を強化する動きが広がっている。
また、話題の金融サービス「フィンテック」への取組みも目覚ましい。銀行が本業以外の話題で注目を集めるのは珍しいが、“個性を発揮するチャンス”と捉え積極的な姿勢を見せているようだ。
フィンテックとは、IT(情報技術)を駆使した金融サービス創出のこと。インターネット取引の普及や異業種の参入で環境が激変し、画一的な店舗だけでは、年齢層や地域によって異なる顧客ニーズを掴むことが難しくなっている。
このような状況を受けてみずほ銀行八重洲支店では、未来の銀行店舗をイメージした巨大なタッチパネル型端末を壁面に設置。金融商品のパンフレットをスマートフォンにダウンロードできるサービスを行う。
また、大阪府の京阪枚方市駅前に開業した複合商業施設「枚方T―SITE」に、りそな銀行枚方支店が移転。「本屋の中にある銀行」がテーマの新店舗で、歩行者や買い物客の流れは一変した。みずほ銀も若年顧客を意識し体験型の店舗を出店する予定だ。
「ニーズの多様化」という社会的な流れを受けて、今後は個性を強く打ち出した新サービスの開発が生き残りのカギとなりそうだ。
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