低学力の子どもたちを救い上げ新市場 教育産業でニッチ分野に活路見出す
教育産業界で08年にeラーニングを看板にベンチャー企業を立ち上げた「すららネット」(東京都)の急成長ぶりが注目の的だ。特徴は「ニッチ(すき間」&ブルーオーシャン」(競争のない未開拓市場)を開拓したことだ。
市場とは、これまで死角ともなっていたような、低学力の子どもたちを救い上げる分野。創業時からパソコンなどを活用する、eラーニング(情報技術=IT利用の学習システム)の教育事業で、小学校高学年から高校生までを対象に、科目は英、数、国の3つだけ。
各教材は学習意欲を高めるために、アニメのキャラクターが、(答えが正解、不正解で)ほめたり残念がったりするインタラクティブ(対話型)なコンテンツ。できなかったら、より易しい問題を出題し、みんなが成功体験を得られるようにする。
特に学力の低い層の学力アップで成果を上げた。教育ビジネスは、できる子を、さらに伸ばす競争だが、その差にビジネスシーズがあった。成長企業の足跡は「小さく生んで大きく育てる」―まさに子供の成長の見本。
これまでeラーニング大賞(文部科学大臣賞)受賞、日本パートナーシップ大賞(優秀賞受賞)で注目された。一方で同業大手のベネッセHDやNTTドコモベンチャーズと業務提携、今年1月からマイナビと資本提携した。新たな教育ベンチャーが国内外の新市場切り開く「鑑」といえよう。
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