ムーミンの森、埼玉県の救世主なるか 本社所在地以外の工場受入れは首位
埼玉県は観光客や修学旅行生の来県数が全国ワーストクラスだが、県外からの工場進出や野菜出荷量では全国トップクラス。
東南アジアへの日本酒輸出も多く、そのノウハウを学ぶ県外蔵元が多いそう。
県庁サイドは東京五輪を控え競技会場に一部施設が決定しているだけに、今から観光客等の集客アップ策に決定打を見いだせない焦りもある。
そこへ降ってわいたように飯能市の宮沢湖周辺にフィンランドの人気童話「ムーミン」を主題にしたテーマパーク「メッツア」(森の意味)を2017年にオープンすると投資会社が発表した。
約18万7000㎡のレクリエーション施設を西武鉄道から6億円で取得する。東京ドームの約4.5倍の面積で、ムーミンのテーマパークはフィンランド以外では初めてという“惹句”が売りだ。
西武鉄道はやっと再上場にこぎ付け、雌伏10年の「縛り」から埼玉西部地方に輝きを取り戻したい意地がある。
県・テーマパーク・鉄道の三味一体のマーケティングが効奏するかが鍵。
本社所在地外の都道府県からの工場受け入れは、埼玉県の立地条件等を他県が羨むほどだ。
埼玉県が2756件で最多。上位の千葉県1780件、茨城県1628件を大きく上回る。
すでにホンダ寄居工場やグリコの集配センターは稼働中だ。
埼玉県の好立地とは東北への玄関となり東京に近い。次に道路混雑で首都圏迂回が始まり、埼玉拠点で物流効率が飛躍的に高まっている。
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