健康経営企業が注目されるわけ? 投資家も「健康経営銘柄」を注視
「健康経営」とは従業員の健康保持・増進の取組が、将来的に収益性等を⾼める投資であるとの考えのもとに、従業員の健康管理を経営的な視点から考え、戦略的に取り組むこと。
そこで経済産業省は初めて健康経営銘柄(従業員の健康管理を経営的な視点から実践すること)を選定、公表した。
投資家に有益と認定された企業には東レ、ロート製薬、テルモ、花王、アシックスなど上場企業22社が認定された。
経産省によると、健康経営銘柄は、東京証券取引所の上場企業から、業種区分ごとに1社ずつ選定される仕組みで、株価の上昇が期待されるほか、多くの企業が健康経営に取り組む刺激となることを目指すのが狙い。
考え方のベースには「国連責任投資原則」の中のESG投資があり、特にヨーロッパにおいては機関投資家の運⽤資産に占めるESG投資の⽐率は31.1%に上っている。アジアはまだ0.3%にすぎない。
初選定を前に経産省はアンケート調査を実施した。回答のあった企業について、「経営理念・方針」、「組織・体制」、「制度・施策実行」、「評価・改善」、「法令遵守・リスクマネジメント」―という5つの側面から評価し、各業種の上位企業から財務面でパフォーマンスのよい企業を選定した。
選定基準は①総合評価の順位が上位20%以内②株主資本利益率が過去3年間の業種平均を上回っている③重大な法令違反がない――が条件となっている。
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