14年NISA口座数は825万口座 投資を通じた利益は約3460億円
2014年におけるNISA(少額投資非課税制度)の総口座数は825万3799口座(12月末時点)で、2014年1月時点の約492万口座から、1年で約333万口座、67.6%増えたことが、金融庁が発表した「NISA口座の利用状況に関する調査」結果で分かった。
その投資総額は約2兆9770億円(12月末時点)で、昨年6月30日時点の約1兆5631億円から、6ヵ月で約1兆4138億円、90.5%増えている。
NISA投資を商品別にみると、「投資信託」が全体の65.3%を占めて最も多く、次いで、「上場株式」が32.6%、「ETF(上場投資信託)」が1.2%、「REIT(不動産投資信託)」が0.9%だった。
NISA口座開設数の年代別の口座開設者比率をみると、60歳代以上が56.7%と5割半ばを占めている。
また、NISA口座のうち実際に投資した割合は45.5%で、年代別の投資額比率をみると、60歳代以上の割合は60.8%となっている。
12月末時点の投資総額は約2兆9770億円だったが、売却などをせずに口座に残した金融商品を12月末時点で時価評価した金額は約2兆9878億円、株の配当や投資信託の分配金を合計した額は約1232億円、資産処分に当たる売却額は約4013億円、課税口座への払出し額が約4億円だった。
金融庁では、これらの残高以下の合計約3兆3230億円から投資総額を引いた差額約3460億円が、NISAを通じた投資の利益とみている。
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