高齢者は、なぜ詐欺などにあう?~断わる力や気づくための知識不足~
高齢者がなぜ振り込め詐欺などに狙われるか―。
高齢者の多くは持っているものが“ある”から。お金、経験、プライド、時間(暇)。
一方で健康不安、独居、寂寥感、などは高齢者がより多く痛感している。
高齢者には“ない”ものも多くある。情報、話し相手、断る力、気づくための知識、相談場所などが不足している、と指摘するのは日本銀行消費者啓発専門員たち。全国各地でセミナーなど開き広報啓発活動をしている。
年齢別に相談内容をみると、高齢者では電話勧誘・訪問販売に関するものが多く、若い人はインターネット関連、たとえば個人間取引などトラブルが増えているという。
また「ロト6の当り番号を教える」と言われ、実際に聞いた番号が翌日の新聞に載っているために信じ込んでしまい、高額の情報料をだまし取られる。
しかしこれは、インターネット上で既に公表された番号を教えているに過ぎない。
こうした新聞掲載との“時差”を利用した詐欺は、インターネットを使い慣れていない高齢者が引っ掛かりやすい。最近では非常に丁寧で理路整然とした言葉で勧誘の電話が掛かってくることもあり、注意が必要だ。
悪質商法は、見かけは一見、親切で優しい。優しい言葉で高齢者の健康面や財産管理の不安を衝いてくる。それでも契約しないと脅したり家に上がり込んだりすると警告している。
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