ちば会計

2019年6月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30            
無料ブログはココログ

« 2014年10月 | トップページ | 2014年12月 »

2014年11月

2014年11月26日 (水)

明確な経営理念が成功への支柱 ~「強い中堅企業」の共通項目は?~

 日本の中堅企業の競争力向上を目的に発足した中堅企業研究会は、その研究成果をまとめた報告書「強い中堅企業のかたち 中堅企業研究会レポート2014」を公表した。

 この報告書は製造業からサービス業まで広く中堅企業を取り巻く課題と可能性について調査結果をまとめたもの。成功している中堅企業の事例研究を行いそれぞれの成功要因を徹底的に検証して、その競争力の源泉を探った。

 今回は10社強への実態調査だったが、経営者や社員にインタビューして共通点を探ったのが特徴。その結果、強い中堅企業は「明確な経営理念を継承している」。その経営理念を中心に据え社員や顧客、利益を考える新型の「ミッションコアの経営(「経営理念を中核とした会社のかたち」の意)、または「経営理念を社員が共有する」など老舗企業と似た経営スタイルを持つことがわかった。座長の磯辺慶大教授は「経営理念の浸透には時間がかかる。国などの支援は成果を急ぐべきではない」と強調する。

 事例研究はモデルケースとしてタニタ、ライフネット生命保険、中央タクシー(長野市)、マキオが運営するA-Z(小売・鹿児島県)の経営について検討した。成功要因の検討はスルガ銀行(沼津市)、アンデルセン(食品・広島市)、エアウィーヴ(寝具・大府市)など様々な業種の中堅企業8社について経営理念や事業の定義、顧客との関係などを分析した。

千葉和彦税理士事務所、千葉経営企画㈱メインHP

携帯版HP

千葉経営企画

スマホ版HP

相続税実調件数、過去10年で最少 ~約1万件から3087億円の申告漏れ~

 国税庁がこのほど発表した相続税調査事績によると、今年6月までの1年間(2013事務年度)に11・12年中に発生した相続を中心に、申告額が過少、申告額がありながら無申告と思われるものなど1万1909件(前事務年度比2.5%減)を実地調査し、うち82.4%に当たる9809件(同1.5%減)から3087億円(同7.8%減)の申告漏れ課税価格を把握し、加算税71億円を含め539億円(同11.7%減)を追徴課税した。

 実地調査件数、申告漏れ件数、申告漏れ課税価格はともに過去10年で最少だった。実地調査1件当たりでは、申告漏れ課税課各2592万円(前事務年度比5.4%減)、追徴税額452万円(同9.5%減)となる。

 また、申告漏れ額が多額なことや、故意に相続財産を隠ぺいしたことなどにより重加算税を賦課した件数は1061件(同4.8%減)で、その重加算税賦課対象額は360億円(同17.5%減)だった。

 一方、申告・納税義務があるのに申告しない者も後を絶たないが、無申告事案については、前事務年度より25.3%少ない881件の実地調査を行い、うち650件(前事務年度比24.9%減)から788億円(同27.6%減)の申告漏れ課税価格を把握し、加算税8億円を含め46億円(同36.6%減)を追徴課税した。1件当たりの申告漏れ課税価格は8945万円(同3.0%減)と、相続税調査全体の1件当たり申告漏れ2592万円の約3.5倍にのぼる。

千葉和彦税理士事務所、千葉経営企画㈱メインHP

携帯版HP

スマホ版HP

2014年11月19日 (水)

中小のユニークな制度目立つ ~厚労省 キャリア支援企業表彰~

 厚生労働省が毎年秋に表彰しているキャリア支援企業が発表され、全国58の企業などの応募から10法人が選定された。業種も従業員規模も様々で、特に大企業に交じって中小企業のキャリア支援企業のユニークな制度が目立った。

 中小企業は千代田設備(新潟市中央区、設備工事業、従業員数220人)、ホテルさかえや(長野県下高井郡山ノ内町、旅館、従業員数28人)、東北テクトロン(長野県茅野市、製造業、従業員数120人)、共栄資源管理センター小郡(福岡県小郡市、一般廃棄物処理業、従業員数36人)が選ばれた。共通項は「社内研修制度」の充実である。

 従業員のキャリア形成は職業生涯の長期化、産業構造の変化などを背景に、働く人が自らの能力を高め、希望するキャリア(職業経歴・働き方)を形成していくことが重要となっている。

 こうした背景を受け、厚労省では平成24年度から、従業員のキャリア形成を積極的に支援して他の模範となる企業を讃え、その取組を広く周知・普及させることを目的として表彰制度を設け11 月に表彰している。10 社は従業員のキャリア目標設定を支援するとともに、さまざまな職業能力開発の機会、キャリア形成につながる働き方の提供などで優れた取組を実施しており、これらが高く評価された。中でもキャリア名簿(共栄資源管理センター小郡)は企業規模や業種を問わず目標設定と自主管理の目的を叶えそうな優れものだ。

千葉和彦税理士事務所、千葉経営企画㈱メインHP

携帯版HP

スマホ版HP

法人調査の4割近くが赤字法人調査 ~1割強の約4千件が黒字に転換~

 今年6月までの1年間(2013事務年度)における法人の黒字申告割合は29.1%で3年連続増加したが、低水準は変わらず7割強の法人が赤字だ。このような状況に便乗して実際は黒字なのに赤字を装う企業が後を絶たない。同事務年度中に法人税の実地調査をした9万1件のうち4割近い3万5千件は無所得申告法人の調査に充てられ、うち1割強(12%)の約4千社が実際は黒字だったことが、国税庁のまとめで判明した。

 調査結果によると、実地調査した3万5千件のうち、約7割に当たる2万4千件から総額2809億円にのぼる申告漏れ所得金額を見つけ、加算税51億円を含む261億円の税額を追徴した。調査1件当たりの申告漏れ所得は808万円となる。

 また、実施調査したうちの22.8%の8千件は仮装・隠ぺいなど故意に所得をごまかしており、その不正脱漏所得金額総額は986億円にのぼった。不正申告1件当たりの不正脱漏所得は1245万円。

 2013事務年度の無所得申告法人調査は、前年度に引き続き改正国税通則法の影響で1件当たりの調査日数が増えたことから、実地調査件数はやや減少している。それでも、黒字転換した法人は前年度とほぼ同様の約4千社あったわけだが、調査で把握された1件当たり申告漏れ所得金額は808万円とかなり高額だ。

 ここに、赤字の仮装などの観点から、無所得法人に対する調査を重点的に実施する背景がある。

千葉和彦税理士事務所、千葉経営企画㈱メインHP

携帯版HP

スマホ版HP

2014年11月12日 (水)

法人の申告漏れ、前年度比25%減 ~6万6千件から総額7515億円を把握~

 国税庁がこのほど公表した今年6月までの1年間(2013事務年度)における法人税調査事績によると、不正計算が想定されるなど調査必要度の高い9万1千法人(前年度比2.8%減)を実地調査した結果、うち約73%にあたる6万6千件(同3.2%減)から前年度に比べ24.8%減の総額7515億円の申告漏れを見つけた。追徴税額は1591億円(同24.2%減)。1件あたりの申告漏れ所得は同22.6%減の829万円となる。

 実地調査件数は、改正国税通則法の施行に伴い、昨年度から、課税理由の説明などの原則義務化で事務作業量が増加し、1件当たりの調査期間が伸びた影響が今事務年度も続いている。また、調査した18.6%(不正発見割合)に当たる1万7千件(前年度比1.6%減)が故意に所得を仮装・隠ぺいするなどの不正を行っており、その不正脱漏所得は前年度比20.8%減の2184億円、1件当たりでは同19.5%減の1298万円となった。

 不正を業種別(調査件数350件以上)にみると、不正発見割合の高い10業種では、「バー・クラブ」が47.3%で12年連続のワースト1位。「バー・クラブ」は、近年25年間で24回1位(唯一2001年度がワースト2位)という不名誉な記録を持つワースト業種の常連。以下、前年4位の「自動車修理」(29.8%)、同2位の「パチンコ」(29.0%)、同5位の「廃棄物処理」(28.4%)、同3位の「土木工事」(28.2%)の順で続く。

千葉和彦税理士事務所、千葉経営企画㈱メインHP

携帯版HP

スマホ版HP

グリコ置き菓子商法、年45億円売上 ~オフィス禁煙など健康ブーム後押し~

 今、オフィスの一角に「置き菓子」用、「オフィスグリコ」の小箱が目につく。「禁煙」時代になって「お菓子が売れた」という江崎グリコ。形はオフィス内委託販売だが、大都市部の会社を中心に約10万カ所に広がり、なんと年間売上額は45億円という“小さな稼ぎ頭”。

 置き菓子のアイデアは富山の薬売り「配置薬商法」にヒントがあったという。置き薬のルーツは江戸時代だが、商人は「先用後利」(使ったお薬代は後でいただきます)の商法で現在のクレジット&リースの原型ともいわれる。

 グリコ置き菓子が始まった14年ほど前は「オフィスでお菓子?」と男性社員は見向きもしなかった。しかし「禁煙」が徐々に徹底されてくると、お菓子の買い手は、タバコを吸いたい(または止めたい)男性中心になってきた。実は病院の「禁煙外来」では缶コーヒーとタバコは相関関係にあるとにらんでいる。コーヒー党(またはコーラ党)には喫煙者が多いというデータもある。

 業界統計で5~6年前から自動販売機の缶コーヒーの売り上げが落ち、かわって「紅茶」が、そして男性の甘党が伸びている。グリコは3年後に3割増やす計画という。置き売りビジネスは、サラダ宅配、総菜・コーヒーなどへと広がり追随する企業が増えた。世は健康ブームと宅配ブーム、それに意外だが「ビル中」(オフィス)にビジネスヒントがあるのではないか。

千葉和彦税理士事務所、千葉経営企画㈱メインHP

携帯版HP

スマホ版HP

2014年11月 5日 (水)

所得税調査で8216億円の申告漏れ把握 ~その5割を全体の6.8%の実地調査で把握~

 国税庁によると、個人に対する今年6月までの1年間(2013事務年度)の所得税調査は、前年度に比べ31.8%増の89万9千件行われた。そのうち、約66%に当たる59万件から8216億円の申告漏れ所得を見つけた。その追徴税額は1020億円。1件平均91万円の申告漏れに対し11万円を追徴した。

 実地調査における特別調査・一般調査(高額・悪質な不正計算が見込まれるものを対象に行う深度ある調査)は4万6千件行われ、うち約85%にあたる3万9千件から総額3702億円の申告漏れ所得を見つけ、665億円を追徴。件数では全体の5.1%に過ぎないが、申告漏れ所得金額全体の45.1%を占めた。調査1件あたりの申告漏れは810万円と、全体の平均91万円を大きく上回る。

 また、実地調査に含まれる着眼調査(資料情報や事業実態の解明を通じて行う短期間の調査)は1万6千件行われ、うち1万2千件から436億円の申告漏れを見つけ、32億円を追徴。1件あたり平均申告漏れは273万円。一方、簡易な接触は、83万7千件行われ、うち54万件から4078億円の申告漏れを見つけ324億円を追徴。1件あたりの平均申告漏れは49万円だった。

 実地調査トータルでは、6万1千件の調査を行い、うち5万1千件から4137億円の申告漏れを見つけ、696億円を追徴している。つまり、実地調査件数は全体の6.8%に過ぎないが、申告漏れ所得全体の5割(50.4%)を把握していることになる。

千葉和彦税理士事務所、千葉経営企画㈱メインHP

携帯版HP

スマホ版HP

経産省・東証「健康経営銘柄」を公表 ~魅力ある企業として投資家に紹介~

 世界の男子テニス界では今、錦織(にしこり)選手株が急上昇中だ。株は株でも株式市場の「錦織銘柄」関連株も右肩上がり。彼のスポンサーのメインはユニクロと日清食品。4大テニス大会を独占放映するWOWOW(有料衛星放送・東証一部)も受信契約人数が直接収入に響く。9月以降、契約者数が急増し通常期の3倍くらいもあり、一説には一か月で2000人を超えたという。9月末には株価が4880円と年初来の高値を更新した。真っ赤なユニクロ・ロゴもPR起用の人選に成功、彼に1億円を贈呈した。

 日清食品も世界戦略拡大へまた前進した。錦織活躍を組まなかったNHK。視聴者から手抜き公共放送と猛抗議されて、急きょWOWOWから録画を買って放映したが、後の祭り。

 「銘柄」現象は役所にも伝染した。経済産業省は全上場企業(東証外も含む)の「健康経営銘柄」を選定する。従業員等の健康管理を経営的な視点で考え、戦略的に取組んでいる企業を、同省と東証が共同で選定し、魅力ある企業として選定結果を来年3月ごろ公表する。すでに「なでしこ銘柄」があり、武田亜薬品やブリチ゛ストンが代表的銘柄で先行している。

 しかし「健康経営」企業を推奨するというが、即株価や企業イメージに連動するとは思えない。まして好感企業とは市場が判断するもの。「健康産業ならタニタ」という名前だけで買いたくなるような知恵が、役所にも欲しい。

千葉和彦税理士事務所、千葉経営企画㈱メインHP

携帯版HP

スマホ版HP

« 2014年10月 | トップページ | 2014年12月 »