金融力は「長期志向で堅実かつ慎重」 ~金融商品―比較しない選び方が多い~
金融力調査ってご存知ですか?あなたご自身の金融に関する知識や金利、インフレなどについての基礎的な知識の有無など、日銀の設問に自己評価する「お金に関する力試し」のこと。
①「金融に関する考え方と行動」は基本的に長期志向で堅実かつ慎重な傾向が見られた。
▽借入や資金の運用では、金融機関や金融商品の比較を行わない人が相当数いた。
▽将来への資金的準備ができていない人も相当数あったほか、自分の年金に関する知識は限定的であった。
▽1か月の生活費相当以上の借入経験のある人のうち、過半が借入先金融機関の比較を行っていない。1か月の生活費以上の資金を運用した人が金融商品・金融機関の比較を行っていない。
②「金融経済に関する知識」では、設問によって正答率が極端な傾向が出た。
▽基礎的な金利計算などの理解の正答率は高いが、リスク商品に対する理解、複利計算、借入金利の法令上の上限などの分野では正答率は低かった。
▽1年間の金利の計算についての正答率は8 割近い水準だが、複利計算の正答率は3 割に止まった。
▽インフレの設問の正答率は過半を超えているが、『わからない』との回答も相当数みられた。
▽リターンとリスクの関係の設問では、正答率(「平均以上の高いリターンのある投資は、平均以上の高いリスクがある」について『正しい』と回答した人の割合)は過半数を超えたが、『わからない』とした人も多かった。
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