ちば会計

2023年3月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
無料ブログはココログ

« 輸出型企業の採算円レートは83.9円 ~内閣府 平成24年度企業行動調査結果~ | トップページ | 2013年税制改正法が年度内に成立 ~企業向け減税や富裕層増税が中心~ »

2013年4月 9日 (火)

シニア起業は収入以外の動機で開業 ~仕事の経験・知識や資格生かしたい~

 公的年金受給が段階的になって満60歳を控えた現役組は65歳までの延長雇用制を選ぶか、起業欲をいかに実現するかがテーマという。

 日本政策金融公庫総合研究所が昨年9月時点で融資した中小企業のうち、融資時点で開業後1年以内の企業3,054 社に「シニア起業家」のアンケートをとった。

 結果は、①開業までに管理職に携わっていた人の割合が高い。これは大企業勤務者の割合が高く、経験年数(現在の事業に関連する仕事の経験年数)の平均は17.8 年と長く「30 年以上」の割合も3割超と高い。また大学卒、持家で住宅ローンも終えている、年金など事業以外からの収入を得ている人が多い。起業年齢の平均は56歳。

 ②多くの起業家は収入以外の動機で開業。これは「仕事の経験・知識や資格を生かしたかった」「社会の役に立つ仕事がしたかった」「年齢や性別に関係なく仕事がしたかった」が上位3項目。一方、収入への考え方として「できるだけ多くの収入を得たい」を挙げるシニアは少なかった。最近は特にCB(コミュニティビジネス)に関心が高まっている。
 

 ③採算状況は半数以上が黒字基調だが、開業前に予想した月商達成の割合は低い。
しかしこの調査対象が自社銀行の顧客で、恵まれた起業家といえる。短期間での成果は望めないからだ。今後、定年前退職が加速するから、岐路を選ぶ生活設計は早いほどよいだろう。

千葉和彦税理士事務所、千葉経営企画㈱メインHP

携帯版HP

« 輸出型企業の採算円レートは83.9円 ~内閣府 平成24年度企業行動調査結果~ | トップページ | 2013年税制改正法が年度内に成立 ~企業向け減税や富裕層増税が中心~ »

生き方 社会」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

« 輸出型企業の採算円レートは83.9円 ~内閣府 平成24年度企業行動調査結果~ | トップページ | 2013年税制改正法が年度内に成立 ~企業向け減税や富裕層増税が中心~ »