ヤングは籠り、シニアはアウトドア ~目的もち「外向き」志向の上級趣味~
2013年も、ますます「卒・サラリーマン」(60歳超)の生き方、消費志向、資産運用、趣味嗜好等に関心が集まるだろう。とりわけ継続雇用が普通になってからは60歳台を65歳で分ける「60ランディングゾーン」に注目が集まる。
広告代理店の(株)アサツー ディ・ケイ(ADK 東京都)では、社内に「アラ☆ダン研究所」を設置し、60代を中心としたシニア層の生活意識・行動調査のサポートを始めた。「生活者総合調査2012」はその第1号で、行動を分析し結果をまとめた。
今のシニア層は、他のどの年齢層よりも趣味や消費に意欲的でることが分かった。特に趣味は、ゴルフなど若年層に比べ外出する「外向き」志向の活動が上位に挙がっている。若年層は電子機器などを遊び道具に部屋に籠りがちだ。
こうした意欲や行動の源泉は、健康への自信や目的を持った意識の強さと呼応していると考えられるという。特に「シニア」の意味を年長者ではなく、上級者ととらえて消費行動にセンスを求める傾向がある。お金をかけている商品・サービスは「家族や自分の安全を守るもの」や「体力維持」「趣味」にこだわり、パソコンや最新情報機器、高級車に関心を示す。
60代男性は「ユーモア」のセンスに自信を持ち、70代前半女性は「視覚」「嗅覚」「味覚」のセンスで自信度№1などと、10把ひとからげで高齢者を弱者扱いする時代ではなくなった!?
« 退職者の源泉徴収には注意が必要 ~個人住民税の10%税額控除も廃止~ | トップページ | ネット時代の商品情報過多で迷い ~O2Oで実店舗や店員に信頼度増す~ »
「生き方 社会」カテゴリの記事
- パート起業家の4割以上が女性 自己資金の割合「100%」が7割(2023.01.27)
- 春まで続く食品値上げのラッシュ 今月580品目、来月4000品目超(2023.01.23)
- 2021年分相続税の申告状況公表 課税割合15年以降最高の9.3%(2023.01.10)
- 2021年日本の労働生産性は27位 時間当たり労働生産性は5006円(2023.01.04)
- 9月中間決算GC注記企業23社 重要事象記載は62社と高止まり(2022.12.21)
« 退職者の源泉徴収には注意が必要 ~個人住民税の10%税額控除も廃止~ | トップページ | ネット時代の商品情報過多で迷い ~O2Oで実店舗や店員に信頼度増す~ »
コメント