クラウドサービス ウイルス駆除1位 ~利用者748万人、市場規模1,122億円~
最新のコンピュータシステムのイメージ図はインターネットのようなネットワークシステムで、絵にすると積乱雲のような「雲」(クラウド)だ。電通総研は近年市場が活発化しつつあるクラウドサービスに注目し、15~59歳のクラウドサービス利用者に対して調査を行い、利用者数と市場規模の推定値を算出した。その結果、クラウドサービス利用者数は748万人、2012年現在の市場規模は1,122億円となった。
各サービスの内訳は、クラウド上にウイルス駆除ソフトウェアを置くことができる「ウイルス駆除サービス」が、利用額240.0億円となり最大となった。次にOS(基本ソフト)をクラウド上にインストールできる「クラウドOS」が140.4億円と続いた。また、広義のクラウドサービスであるストリーミング(受信・再生)系の各サービスは「動画ストリーミング配信サービス」が138.8億円、「音楽ストリーミング配信サービス」が132.1億円となり、それぞれ100億円を超える規模となった。文書や画像データなどをネット上にストレージ(保管)できる「オンラインストレージ」は99.8億円となった。
クラウドは割り当てられたデータ容量の範囲内であれば無料で提供されるサービスが多い中、有料サービスも利用する層が増え、市場拡大している。調査は総務省「平成23年通信利用動向調査」を元に1年間の利用金額に利用者数を乗じて、各サービスの市場規模を推計した。
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