大都会ならではの高架下ビジネス
人気のカフェ、個性的な雑貨店、フィットネスクラブ――そんな店が東京下町のJRの高架下に次々と登場している。
鉄道駅を財産とするJR東日本は、本業の輸送業外のマーケティングで俄然、優位な立場に立つ。
鉄道利用客の多い大宮駅や立川駅で成功した食堂街『エキュート』は「駅ナカ」を定着させ、飲食業でも業界屈指の売上げを誇る。さらに開拓の矛先は高架下の空間まで伸び、新たなビジネス空間が生まれた。
高架下では有楽町や新橋のように成功例はあるが、JR秋葉原―御徒町間は手つかずだった。
秋葉原駅ですでに人気スポットになっているのがAKB48カフェ。アイドルグループAKB48の国内初の公式カフェだ。
メンバー直筆の落書きなどがある店内で飲食したり、併設のシアターで秋葉原にあるAKB48の専用劇場での最近の公演などの映像を見たりできる。
隣にはガンダムカフェがあり、アニメファンの聖地になりつつある。2つの駅間の高架下には雑貨店や手作りショップが並ぶ2k540という名の商店街が並んだ。名前の由来は東京駅から線路の距離で2.54キロの所に位置しているという意味。
JR、私鉄には鉄道客減少という悩みがある。東京スカイツリー開業を控えた東武鉄道(浅草)も同じ思いだ。
さらに秋葉原・御徒町・浅草の下町商店街も他力本願で期待する。隣の日本橋も三井グループが中心でさらに再開発を目論み、今年の目玉は「東京下町」で盛り上がる!!
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