健康診断やがん検診で早期発見!
初期の段階では自覚症状が出にくいがんや生活習慣病。これらの疫病を早期に発見するためには、定期的な健康診断を受けることが何より重要です。
1)多忙でも必ず受けよう健康診断(検診)
検診は健康状態や疫病の有無を調べるものです。会社で行う健康診断はこれに当たり、例えば、一般的な成人病検診の検査項目は次の通りです。
●一般的な成人病検診(40歳以上)の検査項目
①問診票による健康調査
②身体計測(腹囲含む)
③視力.聴力検査
④血圧測定
⑤心電図検査
⑥眼底検査
⑦尿検査
⑧血液一般検査
⑨血液生化学検査
⑩X線撮影(胸部.胃部)
⑪超音波検査
⑫大腸検査(便潜血反応検
⑬問診.診察
⑭婦人科検査
※医療機関によって対象年齢、検査項目等は多少異なります。
2)日本おける事業所の定期健康診断の実施率は86.2%で、がん検診または人間ドックの実施率は41.1%でした(厚生労働省:㍻19年調査)。
定期健康診断はほとんどの会社で行っているようですが、中小企業では経営者自身が受けていないケースもあるようです。早めに計画を立て、忙しくても1年に1回は必ず受けるようにしましょう。
3)日本人のがん検診受診率は2~3割
検診は特定の病気を発見し、早期に治療を行うことが目的です。日本人のおよそ2人に1人ががんにかかると言われる中、がん検診の受診率は2~3割にとどまっています。
(財)がん研究振興財団の資料を見ると「健診.検診」と「その他の状況」で発見されたがんでは、総じて健診.検診で発見された人の方が生存率が高いという結果が出ています
(グラフ参照)
4)身近ながん検診を活用しましょう
厚生労働省が推奨する主ながん検診(肺がん.胃がん.大腸がん.乳がん.子宮頸がん)は
多くの自治体が無料あるいは少額の自己負担※で実施しており、最も身近ながん検診
と言えます。さらに、「自覚症状はないものの、がん家系のため心配」という人には
全身を一度にくまなくチエックできるPET検診がお勧めです。(検査費用:10万円)
※各自治体によって異なります。
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